*赤字はコストコ食材
朝:鶏団子汁(まいたけ、しめじ、椎茸、ネギ等)
近所のスーパーで鶏胸肉が100g58円になっていたので、フードプロセッサーで胸肉を挽いて鶏団子汁を作りました。
途中で、ネギも入れたら美味しかろうと思い付いたのが、混乱の始まりでした。
鶏胸肉を切るのに使った包丁とまな板は、激しい食中毒を引き起こす恐ろしいカンピロバクター菌に汚染されている可能性があるため、使う分だけ長いネギを切り出すのには使えない。一度洗うにしても、そのためにわざわざ手袋をはめることを考えると、めんどくさい。後でまとめて洗いたい。
小さいまな板とペティナイフを使おうか、と思ったところでふと、調理台の上にあったキッチンばさみが目に入り、はさみで必要な分だけネギを切ればよいのだ、と思い付きました。切り出したネギを刻むのは、鶏肉と同じ包丁を使っても、どうせ加熱するのだから大丈夫。
そして、ネギをチョッキンと切った後で、ふっと浮かんだのが、「あれ?このはさみ、鶏肉のパックを開くときに使ったんじゃなかったっけ?」という疑問。
使った?使わなかった?どうだった?最近、年齢の割に早すぎる物忘れが進行している私。自分の記憶ほどアテにならないものはありません。
仕方ないので、小さいまな板とペティナイフで、汚染された可能性のあるところを大きくざっくり切り取り、急きょ、鶏団子汁の「具材」としてネギを大量投入しました。
昼:マグロたたき丼、とうふ
ネギをちょこっとマグロたたき丼に入れるつもりでしたが、朝の汚染疑惑事件を受けて用心のために今回のネギは必ず加熱して食することにしたため、薬味はわさびと焼き海苔のみとしました。
鶏肉を切った包丁とまな板を洗ったスポンジをよくすすがずにそのままグラスを洗って食中毒になったという恐ろしい事例をテレビで見てから、鶏肉で食中毒を起こさないか、やや過剰なまでの恐怖症になってしまいました。
考えてみれば、実家の母は衛生観念に乏しく、料理する前に手を洗う習慣なんてものも当然ありませんでした。とはいえ、今では当たり前のようにキッチンに置かれている液体ソープなんてもの、私が子どもの頃にはありませんでしたからね。ひょっとすると社会全体、現代に比べると衛生基準がゆるかったのかもしれません。
でも、決して実家が汚かったわけではなく、逆に父親が強迫神経症的に「目に付くところにごちゃごちゃ物を置かない」ことにこだわっていたため、調理台の上もシンクの中も、常に何もない状態。一度、急いでいたかなんだかで、使い終わったグラスを後で洗おうと調理台の上に置きっぱなしにしたら激怒されて、叩き割られましたねえ。
調理台だけでなく、洗面台の上も、歯ブラシとコップと歯磨き粉以外、何一つ置かれていない状態。
そう、文字通り、「歯ブラシとコップと歯磨き粉」以外何も置かれていなかったため石鹸も置かれておらず、外から帰って石鹸で手を洗うこともないという、なんともアンバランスな衛生環境だったのでした。
一度、工事に来た人に「手を洗わせて欲しい」と言われて洗面所に案内したところ、「石鹸ありますか」と言われ、あわてて浴室の石鹸を取って気まずく感じながら渡したことを、今でも覚えています。
12月31日
朝:きのことほうれん草のキッシュ(まいたけ、しめじ、ベーコン、パルミジャーノ・レッジャーノ、豆乳、玉ネギ等)
コストコのキッシュロレーヌがとても美味しかったので、自分でも冷凍パイシートを使ってチャレンジしてみました。
もちろん、使うのはオーブンではなく魚焼きグリル。
魚焼きグリルでキッシュを焼くのは初めのことで、火加減がよく分からず、端っこが少し焦げてしまいました。
焼くのに使ったのは、南部鉄器のグリルパン。
見た目はいまひとつでしたが、夫が「キッシュだ、これ、キッシュだ」と声を上げたように、それなりにキッシュっぽく仕上がりました。
コストコのあの分厚い、フワフワの卵感にはとうてい及びませんが、もう少し具材を少なくするなど工夫して何度か練習すれば、もっとキッシュらしいものができるかも!
なお、このキッシュを作る際、ネットで検索してプリントアウトしたレシピをリビングの「どこか」に置いたことまでは覚えていたのですが、「どこに」置いたのかが思い出せない。
リビングを無駄にうろうろ歩き回り、あちこち探し回っても見つからない。
「スマホを見ながら調理すればいいか」とあきらめ、冷蔵庫から卵を取り出そうとして気付きました。
レシピは、冷蔵庫のドアに磁石で貼られていました。
昼:天ぷらそば(まいたけ、しいたけ、ベビーホタテ)
コストコで年末に購入して取り置いてあった、超美形の肉厚のしいたけとまいたけ、ベビーホタテで天ぷらそばにしました。
天ぷらは、一昨年奮発してスーパーで1匹250円ぐらいもする立派なエビ天を買ったら、衣がボテボテでえびも水っぽくて味がせず、ついでに揚げ油もよくなかったのか食後にひどい胃もたれに苦しめられた苦い経験が。
年越しそばの具として、ベビーホタテはやや珍妙ですが、2人だけの食卓、年越しそばのためだけに1パック500円とか600円もする生エビをわざわざ買う気にはなれませんでした。
そばは、わが家のコストコ定番品「更科そば」。
さらにいえば、そばのつゆも、コストコで安く買える昆布とかつお節を贅沢に使ってだしをとりました。
ヒガシマルのうどんスープもいいですが、やっぱり自分でだしをとって作ったつゆは、美味しいですね。
こうして2021年の食卓は、コストコ食材満載で締めくくられたのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿