2021年12月29日水曜日

セキララ食卓日記:12月26日・27日・28日の食卓~土井先生の言葉に心打たれた後で、カップ麺をズルズル


*赤字はコストコ食材

12月26日
朝:ほたての炊き込みご飯、お味噌汁、木綿豆腐

年末進行で朝7時半に開店するコストコに一番乗りすべく、冷凍してあったほたての炊き込みご飯と、軽く温めた木綿豆腐、お味噌汁で朝食をすませました。

夕:ローストビーフハイローラー、レタスのとじ中華スープ

12月27日
朝:蒸しだこ(わさび醤油、オレンジフレーバーのオリーブオイルグリーンオリーブ

前日のコストコショッピングで購入した蒸したこを薄く削ぎ切り。

2枚のお皿に盛り分けて、一方はシンプルにわさび醤油で。炊きたてのご飯にものすごくよく合います。

そしてもう一方には、オッターヴィオのオレンジ&ブラックペッパーフレーバーのオリーブオイルを回しかけ、さらに最近コストコで購入したグリーンオリーブを添えていただきました。


このオリーブ、フレッシュタイプということで、身がしっかりしていてとても美味しい。缶詰のオリーブとは、食感が全くの別物。もちろん、たことの相性も抜群。

夫は、わさび醤油よりもこちらが気に入ったもよう。

種入りなので、本当は種を取って供した方がいいのだろうけれど、20年以上連れ添っている夫婦ふたり、口からポイポイ種を出して食べました。

昼:キーマカレー(冷凍保存)

コストコの極みまいたけを使ったキーマカレーは、冷凍・解凍しても美味しかった!「うんまい、うんまい」と舌つづみ。

冷凍保存には、コストコで大人気のパイレックス製スヌーピー柄のガラス容器を使用。冷凍してそのままレンジで解凍できて、洗うのもラクチン。ジップロックやタッパー容器より、はるかに便利。

ただ、最近iwaki製のガラス保存容器を買って気付いたのだけれど、フタの密閉度はiwakiの方が優れているような印象。

iwakiは、最近コストコ限定カラーのラベンダーが出て、買い足したい欲が高まる一方。

夜:BRETSポルチーニ味ポテトチップス、いただきもののシュトーレン

中毒性の高いBRETSポテトチップ、夜に食べると、あきまへんな。





12月28日
朝:ぶりしゃぶ

これで、コストコの黒瀬ぶりの買い置きはおしまい。11月26日に購入して、ほぼ1カ月で食べきりました。

これまで、ぶりに対して非常に冷淡だった夫が、黒瀬ぶりにフォーリンラブ。ぶりしゃぶも、大絶賛。

売り場の方に教えていただいたように、半解凍状態でスライスすると驚くほど薄くスライスできました。

端っこや、ちょっと失敗して分厚くなってしまった切れは、私のお皿に。

上手に仕上がった部分は常に「食べる人」のお皿に入り、失敗した部分は常に「作る人」のお皿に入るのは、宿命なのか。

もちろん、「失敗しちゃった~」と夫に言えば、「上手にできた方をサツキちゃんが食べて」と言うことは間違いないのだけれど。

「発言小町」だったかなんだったかの掲示板で、「料理下手な義姉が目玉焼きを作った時に、一番上手にできた目玉焼きを自分の皿に入れ、つぶれたり焦げたりした出来損ないのうち一番ましなものを(義姉の)夫、二番目にましなものを舅、そして最も無残なものを小姑である自分の皿に入れたのでびっくりした」というような投稿を見かけた記憶があります。

まあ、私もその場に居合わせたらびっくりするだろうけど、考えようによっては、「作る人」にこそ、一番美味しいところを食べる権利がある、というレボリューショナリーな価値観として、それはそれで非難されるべきことではないような気がします。

昼:ぶりしゃぶの残っただしで卵雑炊。海ぶどう

夫に外出・外食の予定があったので、簡単にすませました。ぶりの脂が溶け込んだだしがご飯に染みこんで、なんとも美味。たっぷりポン酢をかけて、いただきました。

海ぶどうは、いただきもの。

コストコでも時々販売していますが、冷凍はおろか、「冷蔵」すらできないので、あの大容量にはとうてい手が出ません。


ぷちぷち食感が楽しい一品でしたが、あくまでも嗜好品。一度味見できたら満足かな。コストコの試食でもらったら、「ああ、こういうものなんだ~」で満足して買わない商品です。

コストコで買える、プリップリのもずくは何度でも食べたいですけどね。

夕:外食(夫)、BRETSポテトチップ+カップラーメン(妻)

なんだかむしょうにカップラーメンが食べたくなって、ポテトチップを食べた後だというのに、カップラーメンまで食べてしまいました。

土井喜晴先生の「くらしのための料理学」を読み、「料理が暮らしを作る」「きれいに『整える』ことで、心の平和、安らぎを得て、自分の居場所に戻ることができる」等々の含蓄に富んだ言葉に心を打たれ、これからはもっと食卓を「整える」ことにも心を砕こうと決意した数時間後に、発泡スチロール容器から麺をズルズル。嗚呼。

「くらしのための料理学」は、現代社会に生きる私たちの食事に対する概念に新風を吹き込んでくれる本。「手をかけるほどまずくなる」ことに悩む私にとって、和食本来の「なにもしないことを最善とする」という考え方は、非常に腑に落ちるものがありました。





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