以前ブログで、コストコのかぼちゃ「マロンドール」を切ろうとしてにっちもさっちも行かなくなった話をご紹介しましたが(過去記事:コストコで買える美味なかぼちゃ「マロンドール」でにっちもさっちも行かなくなった話)、かぼちゃを楽に切れるツールはないものかということで、「かぼーちょう」なるかぼちゃ専用包丁を購入しました。
Amazonのレビューを見ると、「世界中のかぼちゃ持ってこ~い」だとか「南瓜の装甲を切り裂く!」だとか、なんとも頼もしそうなレビューが多い。これがあれば、かぼちゃをスイスイ切れるようになるはず!
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「簡単なかぼちゃの切りかた」という、全然簡単そうではない、文字とイラストがぎっしりの指南書が同封されていました。
上半分がこちら。
へたの取り方から半分に切る方法、さらに4分の1に切る方法が詳しく書いてあります。
ここで、ムクムクと心の中に湧き上がる不平不満。
スーッと軽い力で切れると思ったから買ったのに、こんなにあれやこれや指図されないと、切れないものなの?
そして、下半分がこちら。
「まずはウォーミングアップ!~ウインナー・野菜を切る」とか書いてある。
心の中の不平不満がさらに膨れ上がります。
え?練習なんか要るの?ネットであれやこれやコツを調べて練習するのがめんどくさくて専用ツールを買ったのに?
私の中でいつの間にか、かぼーちょうに対する期待が大きく膨らみすぎて、「皮を軽くなぞるだけ、なんなら、かざすだけでパッカーンと割れてくれるのでないか」ぐらいのイメージが出来上がってしまっていました。
そうして不平不満を胸に抱えつつ使ってみたかぼーちょう、ごめんなさい、私には合いませんでした。
まず、分厚い特徴的なハンドルが握りづらくて、力が入れにくい。手が大きい人向けかも?
そして、力がうまく入れられないせいか、切れ味も全くよろしくない。これなら、普通の包丁の方が切りやすかった。
さらに、刃が短いせいか、切り下ろしたときにまな板にものすごい勢いで当たるのもデメリット。あっという間に、木製のまな板にいっぱい傷が付いてしまいました。
かぼちゃ以外にも、硬い野菜や肉も楽に切れるとありますが、個人的には全然使い勝手がよくなく、残念ながら3回ほど使っただけで使用継続を断念しました。
3,000円ちょっとと結構なお値段だったのに、わが家のキッチンツールの黒歴史ナンバーワンとなってしまいました。
普通の包丁と比べてみると、すごく工夫された刃ということは分かります。
Amazonのレビューでは良い評価が圧倒的に多いので、合わない人の方が圧倒的に少数派なのだと思います。
包丁使いの上手な方は、たぶん苦もなく使いこなされるのでしょうが、ぶきっちょを自認する私には、使いこなせませんでした。
その後、丸ごとかぼちゃの切り方に関して、コストコ神戸倉庫店の情報を発信していらっしゃるmarron-royさんから、ぶきっちょな私でも楽に切れるコツを教えていただきました。
そのコツとは、まず、頭とお尻のヘタの部分に包丁の刃先を入れてくりぬくこと。
くりぬいたところから包丁を入れると、おお!スイスイ切れる!力が入りやすい!もう、包丁が刺さって抜けないかぼちゃを前に、「あわてないあわてない、一休み一休み」と唱える必要もない!
へたを取ってしまうことで、お尻の部分の安定も抜群によくなります。
ただ、初めてこの方法を試したとき、くりぬいた部分をどうやって取り除いたらいいのか分からず、刃先でクイッと持ち上げたら取れそうな気がするけれど、その拍子に包丁の刃が折れてビーン!と顔に向かって飛んできたらどうしようとおびえてしまいました。
そこで、包丁の刃を入れる代わりに菜箸を隙間に差し込んでみたところ……
菜箸、折れました。
よく考えたら、かぼちゃの中は硬い実がぎっしり詰まっているわけではなく、柔らかいわたと種が入っているだけ。
というわけで、くりぬいた部分を、エイエイエイと下に押し込んで、ヘタを取ることに成功しました。
どうしても刃先でクイッと持ち上げることができそうになければ、この方法でもいいかも?
でもまあ、包丁の刃はカッターの刃とはちがいますから、折れてビーンと飛ぶというのはおそらく杞憂でしょう。
と、コストコのマロンドールを切りたいばっかりに、あれやこれや大騒ぎしたのですが、最初買ったマロンドールは美味しかったのに、2回目に買ったマロンドールが大ハズレと小ハズレの見事なハズレコンビ。
最初食べて感動したような、ねっとりほっくりした食感からはほど遠く、これが同じマロンドールかと思うほど。
1回目に買ったマロンドールの産地は忘れましたが、2回目はメキシコ産でした。そのせいもあるのでしょうか。
生鮮商品に当たり外れがあるのは当然なのでそれはいいのですが、少人数世帯のわが家の場合、ハズレを丸ごと消費するのはなかなか厳しい。コストコで丸ごと2個セットを買うより、時々スーパーで4分の1カットか2分の1カットのニュージーランド産を買うぐらいでちょうど良いという結論とあいなりました。
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