2021年7月18日日曜日

今までに食べた輸入ものシュトーレンの中で一番美味しい!コストコの「シュトーレンバイツ ベイクドアップル」

コストコのクリスマスシーズンの定番商品といえば、いわずもがな、ドイツの伝統的な菓子パン「シュトーレン」。

わが家もシュトーレン好きの夫のために毎年購入していますが、私はこのシュトーレンがあまり好みではありません。

小学生の頃、給食のぶどうパン(昔はレーズンパンではなく、ぶどうパンと呼んでいました……今も、「ぶどうパン」で通じるのでしょうか?)が苦手だったのですが、シュトーレンもレーズンが多いのは苦手。

一度だけ、心の底から美味しい!と感動したシュトーレンがあるのですが、それは逗子の某ベーカリーのシュトーレン。逗子の近くに住んでいらっしゃる夫の知り合いが送ってくださったのですが、レーズン以外のフルーツとナッツがぎっしりで、レーズンっぽさがまるでなく、しっとりした生地が本当に美味しかった。残念ながら、そのベーカリーはその後廃業されてしまったので、私にとっては奇跡のように美味しかった幻のシュトーレンになってしまいました。

コストコに入荷する本場ドイツのシュトーレンは、レーズンたっぷりタイプばかりなので、やはり私の好みではなく、消費するのはもっぱら夫。

が、今回初めてコストコで、「これは美味しい!」と感動する輸入もののシュトーレンに出会えました!夫用に購入して私は一口だけ味見するつもりだったのに、すっかりとりこになってしまいました!

それが、こちら。クーヘンマイスターというドイツのメーカーの「シュトーレンバイツ ベイクドアップル」。300g入りの箱が2つで1,128円。クリスマスシーズンのお菓子なのに、なぜか6月下旬に入荷していました。賞味期限は10月までなので、クリスマス狙いではないのが、ちょっと不思議。どういうコンセプトなんでしょうね。


シュトーレンというと、ドッカーンとどでかい塊のイメージがありますが、これは拍子抜けするぐらい小さい。


レーズンの練り込まれたシュトーレン生地を2つに折って、間にアップルフィリングを挟んでくるりと巻いたような形状になっています。

このアップルフィリング、シナモンが効いていてすごく美味しい!


このスパイスの効いた爽やかなアップルフィリングのおかげで、レーズンの甘ったるさが全然気にならない。完全に、フルーティな味わいの方がまさっています。

フルーティさが強く感じられるのは、アップルのほかにレモンピールやオレンジピールが入っているからでしょうか。

生地も、アップルフィリングの水分のおかげか、しっとり美味しい。普通のシュトーレンのようなパサつきが全然ありません。

シュトーレンというより、美味しいアップルフィリングのケーキという感じ。

私のようにレーズンが苦手でシュトーレンを敬遠している方も、もしアップルパイがお好きなら、一度チャレンジしてみてください。きっとお気に召すと思いますよ。





あと、普通のシュトーレンのように、自分で薄くスライスする手間がいらないのも便利です。シュトーレンを包んであるラップを開いて、粉砂糖が散るのを気にしながらスライスして、また閉じるというあのプロセス、結構面倒なんですよね。

思い付いてバニラアイスを添えてみたら、さらに美味しいデザートになりました。


バニラアイス添え、本当に美味しいので、ぜひ試してみてください。

毎年、入荷したてのシュトーレンを1本買い、さらにクリスマスシーズンが終わって値引きされたシュトーレンも買いたがる夫に、「そんなにシュトーレンばっかり、一人でむさぼって……」とついつい渋い顔になってしまう私ですが、これはもう1箱買い置きしておきたいぐらい気に入りました。

おそらく期間限定の入荷だと思われるので、興味のある方はお早めにどうぞ。


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