以下雑記。
ご飯が少なかったせいか、うまくサンドイッチ型にならず。
おにぎらずの型にラップを敷いていたので、ラップごと容器から剥がし、俵型に握っておにぎりとしてリカバリーしようとしたのが、悲劇の始まり。
握れども 握れども猶 お握りにならざり ぢっと手を見る 皐月
ある料理家の本に、「料理に失敗したらいったん全部捨てて、深呼吸して、作り直そう」と書いてあったけれど、深呼吸しても、焼き鮭はこれだけしか残っていないので、作り直すことはできない。
失敗したら全部捨ててしまうがいいさ、というアドバイスは、その料理家が男性だからだろうか。少しでも「家計」の感覚を持っている人間なら、そんなアドバイスはできないだろう。
失敗したおにぎりは、お箸で突き崩しながら食べた。ちょうど紅鮭のカマの部分だったので、脂が乗っていて大変美味しかった。
これが子どもの遠足のお弁当でなくて本当によかった。弁当箱をパカッと開けて、こんなおにぎりが鎮座していたら、子ども、大泣き。いや、大笑い?
まあ、今の時代は、基本的にいつでも営業しているコンビニのおにぎりという便利なものがあるので、失敗してもリカバリーできるのか。
と、いもしない(し、これからもいないであろう)子どものお弁当を妄想しかけたが、その前にこんな失敗をする人はおそらくいない。
シュンとしおれる、秋晴れの日。
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