コストコで先日購入したGhirardelliのダークチョコレート・アソート。
カカオ60%、72%、86%の3種類が入っていて、543g入り1,768円です。
ちなみにGhirardelliは、1852年(明治15年!)にイタリア人ショコラティエGhirardelli氏が設立したサンフランシスコの有名老舗チョコレートメーカー。
てっきり「ジラルデリ」と読むのかと思っていましたが、正しい発音は「Gear-ar-delly」(ギア・アー(巻き舌のR)・デリ)とのこと。
このイタリア語の人名は、英語ネイティブでも正しく読めない人が多いようで、正しい発音を周知するために、オウムが吹き出しで「Say Gear-ar-delly」(ギア・アー・デリと言うんだよ)と教えている古い広告もあります。
(Say Gear-ar-dellyで検索すると、レトロな広告の画像が見られるので、興味のある方はどうぞ)
この「Ghirardelli発音問題」は、結構よく取り沙汰されていて、ネットで検索してみたら「バカっぽく聞こえないようにGhirardelliを発音する方法」(How to Pronounce "Ghirardelli" Without Sounding Like an Idiot)なんて記事をウィスコンシン大学の学生さんが大真面目に書いていました。
なお、日本では「ギラデリ」の表記が一般に使われています。
が、コストコのレシートでは…
ジラデリとなっていた!ブー!不正解!
カカオ分の高いダークチョコレートが大好きなので、さっそく60%、72%、85%を食べ比べ。
意外なことに、カカオ含有率が一番低い60%カカオでも、しっかりビター。甘さ控えめなせいでしょうか。
72%は、かなりビター。
86%まで行くと、甘みはほとんどなく、むしろカカオの酸味を強く感じます。また、舌に結構な渋みが残ります。
スイーツというよりは、ものすごく濃いエスプレッソを飲んだような後味。
でも、舌触りはなめらかで、じっくりと芳醇な味わいを残しながら溶けていく感じ。
ただ、口溶けのなめらかさに関しては、個人的な感想では、コストコで去年購入した乳酸菌入りのカカオ72%のBouchard(ブシャール)が別格で、ギラデリは一歩及ばずという感じです(過去記事:コストコで乳酸菌入りの高カカオチョコレートを発見!)。
残念ながら、ブシャールはごく短い期間、店頭に出ていただけで、現在は購入できません。
ギラデリは、ミルクたっぷりの甘いドリンクには86%、元気づけのブラックコーヒーのお伴には60%といった具合に、一緒に合わせるドリンクやその時の気分によって、3種類から選べるので、高カカオがお好きな方にはとてもオススメです。
一つ注意点として、日本語表記には記されていませんが、パッケージには「フレーバーの詰め合わせはランダムです」という趣旨の注意書きがあります。3種類が均等に入っているわけではありません。
なお、コストコには同じ72%の高カカオチョコレートとして、明治の「チョコレート効果」があります。
こちらは、47枚×6袋入り、1,410gで2,938円なので、100gあたり208円。3種アソートとはいえ100gあたり325円のギラデリに比べると、3分の2のお値段です。
米国の老舗チョコレートメーカーであるギラデリと、チョコレート菓子に関しては同じく歴史ある明治、両社が出している72%カカオを食べ比べてみよう!ということで、「チョコレート効果」も入手しました。
ただ、さすがに夫婦2人で1.5キロのチョコレートは消費しきれそうにないので、コストコではなく小売店で買ってきました。菓子専門店で、1箱(72%は75g入り)税込み210円ほど。
食べてみたところ、「チョコレート効果」は、苦みのバランスがよく、口溶けも高カカオにしてはなめらか。
ただ、単品で食べると十分なめらかに感じるのですが、ギラデリと交互に食べ比べてみると、なめらかさという点では、ギラデリの方が上。
夫が言うには、「ギラデリの方が、よく練ってある感じがする」
一方で、舌に残る渋みという点では、明治の方がマイルド。脂肪分が渋みを和らげている印象です。
香りも明治は甘い香りで、ギラデリはビター。
どちらかというと、ギラデリは素材をとことん生かした仕上がりで、明治は高カカオでも美味しく食べられるようにすることを意識した仕上がりという感じがします。
じっくり食べ比べてみると、同じ72%でもそれぞれに特徴があることが分かりました。
なお、明治のチョコレート効果は、高カカオポリフェノールを謳っており、健康効果を強く打ち出していますが、米国人はカカオポリフェノールに対する関心が薄いらしく、ギラデリのサイトで「polyphenol」と打ち込んで検索してみても、見事に何もヒットしません。
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